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874話

「じゃあ、見せてやるよ!」王鉄蛋は彼女に腹を立て、追いかけて行き、二香の脇腹をくすぐった。二香は「くすくす」と笑い止まらない。

香蘭は台所から声を掛けた。「あなたたち二人、まるで子供みたい」

二香は目配せしながら意地悪く言った。「言われなくても分かってるわ。あとでアンタをやっつけてやるんだから。私たち二人はね——」

男は声を潜めて言った。「あとで香蘭を酔わせるんだ」

二香は男の股間に手を這わせた。「わぁ、まだ硬いじゃない。辛いでしょ?」

「分かってるなら良かった。今こいつが起き上がったら、なかなか収まらなくてさ。幸い香蘭は気づかなかったけど、そうじゃなきゃ恥ずかしくて死ぬところだった...