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864話

真静は王鉄蛋の背中にしがみついたまま、低い唸り声を上げ続けていた。胸の柔らかい二つの膨らみが男の動きに合わせて揺れている。彼女自身は痛みで気づかないが、王鉄蛋はそれをはっきりと感じていた。彼は心の中で、これは真静に近づく絶好の機会だと思った。彼女も真性もおそらくまだ処女のはずだ。それは稀少な宝物だ。こう考えると、王鉄蛋はこの骨の折れる仕事も喜んでやる気になった。今は苦しくても、後で甘い実りがあるかもしれない。

「気をつけてね、汪兄さん」如心はずっと側で声をかけ続けた。王鉄蛋が真性もろとも山から転落しないかと心配でならなかったのだ。

真性は真静をずっと慰め、もう少しの辛抱だと言い聞かせていた...