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76話

「でも、痛いよ!」

「痛いのはいいことだ。痛くないなら、それこそ問題だ!毒は人を麻痺させて、気づかないうちに毒死させるんだからな」

「あ、そう言われると安心するわ。ありがとう、テツダン」

「礼なんていいよ。ティッシュある?拭いてあげるから」

毒蛇だったら、毒血を絞り出すか口で吸い出す必要があるけど、今はそんな必要はない。ただ彼女の下着が血で染まってるだけだ。

彼女はティッシュの束を取り出して私に渡した。

私は彼女のお尻をきれいに拭いてあげた。

こんなことがあって、もう気分じゃなくなった。彼女のお尻もまだ痛がっているし。

彼女も町へは行かず、二人で村に戻ることにした。

村の入り口に着いて、彼女は...