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677話

体力は衰えてしまったけれど、少なくとも毎日この生き生きとした尼僧たちと過ごせることは、多くの人が求めても得られないことだ。

知足常楽、彼は満足しているはずだ。

王鉄蛋はふと自分のことを考えた。おそらく花伯の過去は自分の現在であり、彼の現在は自分の未来なのだろう。思わず身震いした。自分がこのお寺で一生を過ごすことなどあり得ない。

しばらく考えた後、王鉄蛋は花伯をベッドに寝かせた。老人は体格が良く、ずっしりと重かった。そのとき、彼は無意識に蓆の下に本の角が見えていることに気づいた。引き出してみると、表紙の和紙に毛筆で「軒轅式」と書かれていた。

好奇心から、王鉄蛋は最初のページをめくってみると、呆然...