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673話

「そんな邪な笑い方して?もしかして本当に狙ってるんじゃないの?」如法は王鉄蛋の口元に浮かんだ邪気を帯びた笑みを見て言った。

「いやいや、花伯を探して、二、三の技を教わろうと思ってね。そうすれば俺の姑奶奶様にもしっかりお仕えできるってもんだ」王鉄蛋は寺に入ってから自分が油断滑舌になっただけでなく、嘘までつくようになったことに気づいた。罪な話だ。この仏門の聖地が、俺のような善人を邪悪な輩に変えてしまうとは。

「ふん、ふざけてばかり。聞きに行くのはいいけど、私が言ったなんて言わないでよ」

「もちろんさ」

「教えてあげるわ。花伯はね、お酒が好きなの。酔っぱらうと自慢話をし始めるわ。わかった?」...