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622話

「圓圓や甜甜のことを思い出した。彼女たちの前では、俺は偉そうにして、男の征服感を楽しめる。だけど趙姐の前では、他の金持ち女の前では、ただの孫みたいなもので、彼女たちのオモチャにすぎない」

そのすべては、ただ一つのことを示している。俺にはまだ金がない、権力もない。

くそ、我慢するしかない。金のために来たんじゃないか?

ここでこの女を三日間相手すれば、30万元も手に入る。足浴店よりずっと割に合うじゃないか!

あそこでは、男性セラピストが単なる低級な男娼なら、俺は高級な男娼ということになるだろう。

そのとき、趙姐は俺の手を引いて、窓際まで連れて行った。

「小さな盲目くん、ここからの景色はとても素晴ら...