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602話

「お店に紹介してもらったのも、私にとっては手を貸すだけの簡単なことだよ。毎日店にいるんだから、三千五百元もらうのは当然だろう!」

「まあ、あなたの言う通り、彼は私に取り入ろうとしているのかもしれない。でも、彼は梅子にも本当に優しいんだ。あの十万元の話でも、自分は五万だけ取って、三万は義姉さんに、残りの二万は梅子にあげた。考えてみてよ、彼は梅子がそのお金を貯めておいて、いずれ返して自分から離れるかもしれないことを知りながら、それでも気前よくお金をあげたんだ」

偉哥はまた軽蔑したように言った。「彼は梅子の給料をはっきり把握しているさ。梅子も私に言ったけど、先月は五千元もらったって。仮に毎月五千...