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568話

私は中から歩み出た。

小玉が私の手を引いて座らせた。

20分後、マリーナがベッドから降りて、私に別れを告げた後、洋洋と一緒に戻っていった。

その後、私はずっと手持ち無沙汰だった。

午後10時近くになると、小玉が「もう上がっていいわ」と言った。

美体部と足浴部では勤務時間が違うらしい。

こちらは午後2時から10時までの一シフトだけだ。

着替えて退勤すると、小玉が私を送ってくれた。

車から降りようとしたとき、見覚えのある人物が通りから路地に曲がるのが目に入った。

あいつは李傑だ!

しばらく見かけなかったが。

この時間に何しに来たんだ?

義姉さんと梅子はまだ退勤していないはずだ。

車から降りる直前、...