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549話

「梅子からは何度も電話があったのに、あなた電源切ってたでしょ」

「ああ、勤務中は携帯を預けなきゃならなくて、使えないんだ」

「そうだったの、結構厳しい管理なのね」義姉はソファに腰を下ろした。「さあ、今日の仕事はどうだったか聞かせてよ」

「まあまあだよ!」私は梅子の隣に座った。もちろん具体的な状況は話せるわけがない。

「疲れた?忙しかった?」梅子が尋ねた。

「実は義姉さんのお店とあんまり変わらないよ。自分の部屋でお客さんを待つだけさ。会所からはパートナーも付けてもらって、毎日の送り迎えも彼女がしてくれるから、心配しないで」

「何か変なことはなかった?」

「何もないよ、本当にお店と同じ。持ち場を離...