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544話

「もしあなたのマッサージ技術が本当に良ければ、ここに残れる可能性もあるわ。だって、男性セラピストはたくさんいるんだから、あなたみたいな体を売る一人くらい別にいいわよ」

「それはいいですね、彼女に会わせてください」

ここに残れて、しかも体を売らなくていいなら、喜んでやりたい。一日だけ働いて去るのは、馬姉さんも困るだろうし。

ここの女性客は最初の客みたいな美人もいるけど、ほとんどは年取った太った女ばかりで、本当に気持ち悪い。

「鉄蛋、可能性があるって言っただけよ。あまり期待しないで。前例のないことだし。それに、残れたとしても、待遇は前ほど良くないかもしれないわ。チップも少ないかも。だって、そうなる...