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534話

「彼女は卒業せずに故郷に帰っちゃったの。その前に、私をこのクラブに紹介してくれたわ。病院では、月に最大でも六、七千元しか稼げないのよ!まあ、彼女が言うには、私がここに来ても、あの手のことはしなくていいって。だって、私は資格がないからね」

ここまで話して、小玉は自嘲気味に笑った。「確かに私は資格がないわ。この半年はただの雑用係。想像ほど稼げないけど、そんなに嫌な思いもしてない。病院で患者の世話をするよりはマシかな」

私は口元を少し引きつらせた。小玉は十分美しいと思うのだが。

学歴が足りないのだろう。

「彼氏はいるの?」と私は尋ねた。

「いるわよ。私はプライベートクラブで介護の仕事をしてる...