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533話

「なるほど、わかったぞ。

くそっ、この高級そうな会員制クラブは、男娼と女娼の両方を扱う店だったんだ!

考えてみれば不思議でもない。

ここでこんな取引をしているなら、バックがないはずがないだろう?

後ろ盾になっている男たちだって欲求があるんだ!

もっともらしい口実で、看板に偽りありの商売をしているんだな!

だからここの管理が厳しいのも、人が消えることがあるのも不思議じゃないわけだ」

「鉄蛋、私が言ったことは絶対に外に漏らさないでよ!」小玉が注意した。「あなたが目が見えないから、ちょっと忠告しただけなんだから」

「小玉、安心して、俺は口が堅いから」

「鉄蛋、まだ結婚してないの?」

「してな...