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473話

「私だって酔った経験がないわけじゃないから、よく分かってるの。だから、心配しないで。信じられないなら、彼女が出てきたときの表情を見てみなよ!」

私がそう言うと、義姉の表情は少し和らいだ。

「見に行かなきゃ。転んだりしたら大変だから」義姉は立ち上がり、トイレの方へ向かった。

私も後に続いた。

梅子はすでにトイレに入っていたが、驚いたことにドアも閉めていなかった。

「梅子、大丈夫?」義姉が中に入った。

「大丈夫よ!」梅子の声は無機質だった。

水を流す音が聞こえた。義姉が流したのだ。

それから、義姉は梅子を支えて出てきた。

梅子の表情はまだ無表情のままだった。

「鉄蛋、あなたここで何してるの?」梅子...