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415話

「こんなに綺麗な女の子がサロンのフロントをしていたら、時間が経てば必ず誰かからアプローチされるわよ」

「それも仕方のないことでしょうね」

話している間に、梅子が入ってきた。

「梅子、誰からの電話だったの?」と私は言った。「マー姉さんが言ってたけど、君みたいに綺麗な子がサロンにいたら、必ず誰かが追いかけてくるって。もしかして好きな人からの電話?」

梅子の表情がわずかに変わるのが見えた!

「母からの電話よ、お店の様子を聞いてただけ。マーさん、からかわないでください。私みたいな田舎娘に誰が声をかけるっていうんですか」

「梅子、あなたが服装を変えたら、まったく田舎娘には見えないわよ」とマー姉さんが言っ...