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398話

「心の中でほくそ笑む。小美のことはもう十分に分かっている。あんなことまでしたのに、胸を触られるのを恥ずかしがるわけがない」

小鳳は黙ったままだった。

「彼女は以前、俺と小美がやっているところを見ていたんだ。だから、別に驚くことはないはずだ」

俺は小鳳から手を離し、小美の方へ手を伸ばした。

そして、パジャマ越しに胸を押さえつけた。

「あぁん…」小美が艶やかな声を上げた。

「もう、そんな声出さないでよ。堪らないわ」小鳳が笑いながら言った。

「大丈夫だって。さっきも言ったけど、この部屋は防音効果がいいんだ。声を出したければ、遠慮なく出していいんだよ!」

そう言うと、小美はすっかり遠慮が...