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384話

「あぁ、気持ちいい!」

「はぁ、最高!」

「男の人の手って自分の手とはやっぱり違うわね!」

彼女は目を閉じ、顔を赤らめながら、その吐息はだんだん大きくなっていった。

私は言わざるを得なかった。「丹丹、小芳がまだ外にいるよ。聞こえちゃうかもしれないよ」

内側と外側は曇りガラスのドア一枚で仕切られているだけで、部屋と部屋の間のような防音性はない。

丹丹は目を開け、やっとその問題に気づいたようだ。彼女はガラスドアを見上げた。「彼女、中の様子見えるの?」

「はっきりとは見えないよ。二つの影がぼんやり見える程度だ」

丹丹はほっと息をついた。「彼女、いきなり入ってきたりしない?」

「しないよ。僕が呼ばない...