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326話

六時近くになって、私たちは広場に向かった。

出かける前に、私たちは秦姉さんと約束していた。彼女を食事に招待するためだ。

彼女が私たちの結婚式に参加できなかったので、その分をお返ししなければならない。これは両親からの言いつけでもあった。

場所は秦姉さんが選んだ。

私は梅子に多めにお金を持っていくよう言った。都会の物価は安くないし、秦姉さんをあまり安っぽい店に連れて行くわけにもいかない!

そこで梅子は恥ずかしそうに打ち明けた。あの六千元は、実家に帰った時に親戚数卓分の食事代として使ってしまい、二千元しか残っていないと。

私は彼女を責めるつもりはなかった。

あの結婚披露宴には彼女の両親だけが来てくれ...