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2856話

「そう言うと、彼女は背を向けて立ち去った。

王鉄蛋が中に入っていった。

「どうだった?満足したか?」劉元慶はにこやかに尋ねた。

「ははは、劉兄貴の手厚いもてなしに感謝するよ」

二人はソファに腰を下ろした。

テレビではちょうど時事ニュースが流れていた。

「で、入会する気になったか?」

「劉兄貴、本音を聞かせてくれないか?この会に何があなたを引きつけているんだ?」

「はっはっは、汪弟よ、君はいつも根掘り葉掘り聞きたがるな。はっきり言えるのは、もちろんほかの楽しみもあるということだ。ただ、君が気に入るかどうかは保証できんな。好みは人それぞれだからな」

「劉兄貴、もう謎かけはやめてくれよ。入会するのだ...