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2752話

「言葉にならないほど怒りが込み上げ、香蘭の心は再び絶望に沈んだ。

劉安成は身を屈め、短刀でブラジャーの中央を引っ掛けるようにして切り裂いた。ブラジャーの紐が切れ、女の雪のように白い胸が男の目の前に晒されてしまった。

劉安成はナイフを隣のテーブルに投げ捨て、不気味な笑みを浮かべながら両手を伸ばし、女の胸に押し当てた。

「香蘭、やっぱり俺という旦那に潤してもらおうじゃないか!久しぶりだな、俺の大きいのを味わうのは。今からたっぷり気持ちよくしてやるよ、ハハハ——」

「離れなさい!その汚い手をどけて!」香蘭はヒステリックな悲鳴を上げ、その声は劉安成の耳をぐんぐんと鳴らした。

「うるさい!」劉...