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2682話

「今、彼はどこにいる？」王鉄蛋が尋ねた。

「今まさに第三派出所に連行されているところです。所長は我々の味方で、彼自身が逮捕チームを率いました」

「そうか。お前たちは会議を続けろ。俺と治国で派出所に行く」

そして二人は車を走らせて県城の第三派出所へ向かった。馬奎はすでに三十分前にここへ連れてこられていた。

所長はすぐに出てきて呂治国と王鉄蛋を拘留室へ案内した。

「誰もこの件を知らないだろうな？」治国が尋ねた。

所長は答えた。「逮捕に関わった者だけが知っています。しかも書類は一切残していません。いつでも彼を連れ出せますよ」

二人が拘留室の前に立ち、小さな鉄格子窓から覗くと、痩せこけた男が地面に崩れ...