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2455話

「方芳、今すごく男を欲しがってるのは分かるよ。僕がしっかり満足させてあげる」そう言いながら、私の逞しい体は彼女の豊満な胸に密着し、その形を変えるほど押しつぶしていた。

彼女は私の体から伝わる熱気を感じ、「あっ」と声を上げた。私の腕に細い腰をきつく抱かれて動けず、上半身は思わず後ろに反り、弓のように体を反らせていた。一方の手で私の腕を引き剥がそうと徒労に終わり、もう一方の手はようやく私の抱擁から逃れたものの、力なく私の胸を押すだけだった。

「だめ、やめて——」彼女は力なく言った。残された僅かな理性が彼女に告げていた。今、彼女は夫ではない男に犯されようとしている。しかもその男は、夫の親友だとい...