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2185話

「何がどうしたって?」

「最近どうして冷たくなったのよ?」

「そう?私そんなつもりないけど?」如雨は無邪気な顔をした。

「まだ否定するの?」小男は一気に腹を立てた。「前はこっちが呼ばなくても勝手に来てたのに、今じゃ呼んでも言い訳ばかり。それどころか、昼間に会う時間も減ったじゃないか。一体何考えてるんだ?」

「それのことなの?あたしはあなたのためを思って!」

「僕のため?どうして僕のためになるんだ?」小男は混乱した様子だ。

「この前、汪お兄さんと山を下りるって言ってたでしょ?」

「ああ」

「考えてみて。あなたが山を下りて、私がお寺にいたら、あなたが私を恋しくなったり、私があなたを恋しくなったりし...