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2165話

自分はもう引き返せない道を歩み始めていた。一度事が露見すれば、自分の持つすべて——女、金、権力、それらは灰燼と化すだろう。

「どうして黙っているの?」秀雲は男の沈黙に気づいた。

「何でもない」男はそっけなく言った。

「何か心配事があるなら、私に話してくれてもいいのよ?」

「向こうでまだ少し厄介な問題が解決していなくて」王鉄蛋が言う「厄介な問題」とはマー・クイのことだった。王超は彼らが安心して正月を過ごせるよう、麻子が捕まったことを彼に伝えていなかった。

「何か私にできることはある?」

「必要ない、自分で何とかする」

秀雲はそれ以上この話題を続けなかった。彼女は男の能力を信じていた...