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207話

「梅子、出て行って！」秦姉さんは私を見るなり言った。

「秦姉さん、今鉄蛋さんから按摩を習ってるんです。傍で見学させてもらえませんか？」梅子が言った。

秦姉さんは「くすくす」と笑い、「梅子、私たちのこと心配なの？」

「違いますよ、秦姉さん。本当に勉強中なんです。信じられないなら鉄蛋に聞いてください！」

「それはダメよ！」秦姉さんは笑いながら言った。「人が横に立ってるのは慣れてないわ！」

「わかりました、出ていきます」

「ちょっと待って！」

秦姉さんが声をかけ、バッグから赤い封筒を取り出した。「鉄蛋は前に二人が結婚すると言ってたわ。秦姉さんは当然手ぶらでは来ないわよ。披露宴には参加できないけど、ご...