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2061話

「後山に薬草を採りに行って、足を捻挫したから、来れなかったんだ」

「ひどいのか?」

「もう大丈夫だよ」

「最近はどうだ?」王鉄蛋は腰を下ろし、ベッドサイドの小さなテーブルに置かれた漢方の本に目をやった。

「兄貴、俺と如雨はこの頃あんまり親しくしてないんだ」譚軍は急いで言った。兄貴がまた自分を責めに来たと思ったのだ。

「そんなことは聞いてないだろ、何を緊張してるんだ?」王鉄蛋はむしろ少し気の毒に思った。この若造は自分を怖がっているようだ。

「ああ、最近はいつも通りだよ」譚軍の表情が和らいだ。

「ここに来たことを後悔してないか?」

「いいえ、兄貴が拾ってくれなかったら、今頃何をしているか分からなか...