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1968話

「それだけですか？」

「いいえ、もっと重要なことがあります。さっき電話したとき、王鉄蛋も彼の側にいました」

「彼はわざわざ王超を見舞いに行ったんですか？」

「違います。一昨日、慈雲寺の尼さんを霊泉寺まで護衛していて、王超が怪我をしたと知って駆けつけたそうです。さっき彼が言うには、ずっと張浩を探す人を派遣していて、やっと見つかったとのことです」

「張浩？」馬奎と周偉は一気に身を乗り出した。「張彪子の弟の張浩のことか？」

「そうです。彼です。前回、網から漏れたじゃないですか」

「王鉄蛋は彼に何をさせるつもりだ？」周偉は切迫した様子で尋ねた。

「彼の考えでは、張浩と手を組んであなたたち数人に対抗した...