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1925話

「本当？」馬奎は小さな目を大勇にじっと向けた。彼は人の顔色を窺うのが得意だった。

「本当だよ」大勇は堂々と答えた。

「大勇、お前も分かってるだろうが、兄貴は簡単に人を信用したりしないんだ。だからこそ、しっかり実力を見せなきゃな。俺に対して駆け引きするなよ」

「分かってるよ。でも——」

「でも何だ？言いたいことがあるなら遠慮なく言え」

「これからは肥牛と麻杆も連れてきたいんだ」

「問題ない。お前たちが苦楽を共にする仲間だってことは知ってる」

「あと——」

「言えよ！」

「俺、ギャンブルで首が回らないほど借金してて、この十万じゃ返済が足りないんだ。馬兄さん、もう少し貸してくれないか？」

「お前って...