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1924話

「わざわざ推理するまでもない、大勇はあの封筒に金が入っていることを理解していた。

「兄貴、俺は何の功績もないのに恩を受けるわけにはいきませんよ」

「お前なぁ、あの時はお前が橋渡しして王超たちを連れてきてくれたからこそ、俺たちは張彪子を一気に潰せたんだ。これは小さくない功績だぞ。ボスもちゃんと分かってる、だから功績に応じて褒美をやるって。これは十万元だ」馬奎は封筒を大勇の前に押し出した。

大勇は心の中で思った。くそ、あのケチな周偉が良心を発揮したのか?いや、違う、絶対に後がある。

「じゃあボスにお礼を言わせてもらいます」もらわないと損だし、十万元は決して小さな額ではない。大勇は封筒を取り...