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1909話

「私、あなたより年上だけど、気にならない?」

「気にならないよ、全然。ちょうど三歳年上でしょう?俗に言うじゃない、『年上女性は金の延べ棒』って。むしろ願ってもないことだよ」

「もう、バカねぇ!」小小は指で彼の額を軽くつついた。

道に出ると、小小が言った。「私の家は陽光花園にあるの。あと30分ほど歩くから、ここでタクシー拾おうか」

「陽光花園?」大栓はその名を聞いて、思わず口が半開きになるほど嬉しくなった。以前そこで建設作業員として働いていたのだ。あの地区の土地はかなり高価で、家賃も県内でもトップクラスだった。「知ってるよ、あそこ。安い物件じゃないよね」

「そうなのよ。あの家を買うために、貯金...