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177話

私が陳二狗のことを知り尽くしていなかったら、こいつを殴っていたところだ！

こいつは生まれながらの色魔なんだ！

躾が足りなかったせいで、幼い頃から女を覗くのが好きで、女が小便するところを覗いたり、女が風呂に入るところを覗いたり、さらには人が「アレ」をしているところまで覗いていた！

皆がこいつを可哀想に思わなかったら、とっくに村から追い出されていただろう。

十四歳の頃、学校で女子トイレを覗いたことと、それまでの悪行の数々で、学校を退学になった。

それから、すぐに街に出て働きに行き、年に一度、正月に数日帰ってくるだけで、唯一の話し相手が俺だった。

彼のおかげで俺は都会が華やかな世界だということを知り...