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159話

「梅子、脱ぎ終わったよ。洗ってもいいよ」と私は言った。

蘇梅は振り向いて一瞥した後、すぐにまた顔を背けた。

「梅子?」

「わ、私、今まで男の人の裸を見たことがなくて……」彼女の顔が真っ赤になった。

「初めてってのは誰にでもあるさ。それに俺たち夫婦だろ!」と私は気さくに言った。

「そう、よね!」

彼女は震える手でパジャマを脱いだ。

「鉄蛋、約束したわよね。無理強いしないって」彼女は振り向いて、まるで驚いた兎のようだった。

「梅子、俺は八歳から目が見えなくなったんだ。女の子の体なんて概念もないんだよ。たとえ誘われても、ど、どこに入れていいのか分からないよ!」と私は嘘をついた。

心の中では、義姉さん...