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1570話

三十分ほど経って、譚軍が先に出てきた。彼は如雨が外にいるのを見て、近づいていった。

「如烟とすごく楽しんだみたいね?」如雨は怒りを込めて言った。

「知ってたのか?」譚軍はさほど驚かなかった。

「ふん、当然でしょ」

「なら先に行ってくれないか。彼女、出てくるのを恥ずかしがるから」

「はっ、私たちみんな、あなたと彼女がとっくに関係持ってるって知ってるわよ」

「彼女を困らせないでくれ。知ってるのは知ってるでも、面と向かってはまずいだろ。彼女は照れ屋なんだから」

「わかったわ。夜にあなたのところに行くわ。私もあなたと混浴したいの」

「気をつけたほうがいいぞ」譚軍は念を押した。

如雨は...