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1423話

「美ちゃん、俺は金に目がない人間じゃない。もし金目当てだったら、とっくにお前を狙ってたさ。最初からお前の家が裕福なことは知ってたんだから」

「うん、わかってる。私、あなたのそこが好きなの。他の男性みたいに私の家のお金を当てにしてないところが。でも、やっぱりお金があった方がないよりいいでしょう?あなたが起業したいなら、私は反対しないわ。応援するから」

「美ちゃん、これはお金の問題でも、起業の問題でもなくて、つまり——」

「結局は女の問題でしょ?私、もう気にしないって言ったじゃない」美ちゃんは少し不機嫌になった。自分はすでに大きく譲歩したのだ。そのとき、王鉄蛋の携帯が鳴った。見ると、婷々から...