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1206話

「とりあえず五百元渡したんです。そしたら明日残りの五百元を取りに来ると言って、やっと帰ってくれました」

王鉄蛋は胸が沈んだ。「大虎は?顔を出さなかったのか?」

「大虎はお店にいなかったんです。午前中に戦友二人と天水市に用事があるって出かけて、いつ戻るか分からないって」

王鉄蛋は驚いた。こいつ、王超と李龍海に行かせるんじゃなかったのか、なぜ自分もついて行った?

「あなた、どうしましょう?あの人たち絶対暴力団ですよ。私たち相手にできないわ」二香は恐れおののいて言った。

「奴らは何か、どこのグループだとか、ボスの名前とか言わなかったか?」

「ここは青さんのテリトリーだって。ここで店を開くなら用心棒代...