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1125話

「当然だよ」

しばらく歩くと、王鉄蛋の懐中電灯が地面に散らばった骨の山を照らし出した。

「ここだ」

龍哥はしゃがみ込み、骸骨を調べ始めた。

虎哥は金属探知機の電源を入れ、豹哥と一緒に十数メートル先の岩壁の周辺を丁寧に探っていた。

「この衣服の断片は現代のものじゃない。風化の程度から見て、これらの人々は何百年、下手すれば千年以上前に死んだんだろう。骨に外傷はないし、黒ずんでもいない。おそらく餓死したんだな」

龍哥は何かを悟ったように言った。

「さすが龍哥、すごいな!古代の人がここで死んでいるなら、何か裏があるに違いないよ」

話している最中、遠くから虎哥の声が聞こえてきた。「兄貴、こっちに反応があ...