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990話

私は突然飛び起きた。彼はちゃんとドアに鍵をかけていたはずだ。カードキーがなければ、このドアを開けることなど不可能なはずなのに。

ドアの前に立っている人物が誰なのか分かった瞬間、私はさらに驚いた。入ってきたのは、さっきのあの阮総経理だったからだ!

阮総経理を見て、私はその場で固まってしまった。この巨乳女性は何しに来たんだ?しかもこれって、客室に無断で侵入したことになるんじゃないか?

厳密に言えば、私は彼女を訴えることだって可能なはずだ!

そう思った私は、この胸の大きな女性を叱りつけようとした。だが次の瞬間、自分が馬鹿を演じていることを思い出した。そうなると、そんなことはできない。

そこ...