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889話

「紹介するよ、これが私だ。うちの学校の雑用係で、とても真面目で働き者の若者だ。頭は少し弱いけれど、仕事ぶりは人に劣らない。今学期は社員表彰も受けたんだぞ!」人前では、張徳柱は当然ながら私のことを大いに持ち上げた。

「俺、こちらが葛社長だ。工場の総経理であり、取締役会長でもある。これからはお前は葛社長の指示に従うんだ。どの持ち場で働けと言われたらそこで働け、文句を言わずに従うんだ、わかったな?」張徳柱は私の方に向き直って言った。

「わかりました」私はにこにこと笑ったが、それ以上は何も言わなかった。

それを見た葛社長も思わず頷いた。「よし、若いのはただ真面目に働いてくれればいい。石材を砕く仕...