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759話

「二人とも、ありがとう。もう遅いから、早く休んだ方がいいわよ」若娴の声は柔らかく、二人の男性教師の体中がしびれるほど甘美だった。ベッドの下に隠れている私の体もしびれるほどで、心の中で「この小悪魔、ますます色っぽくなってきたな。今すぐ飛び出して三百回戦いたい」と思った。

「いえいえ、張先生。私たちの当然の務めですから」二人の男性教師は何度も遠慮する言葉を口にしながら、名残惜しそうに若娴を最後に一目見て、ようやく寮を後にした。

部屋を出ると、二人は顔を見合わせ、男同士にしか分からない表情を浮かべた。

「はぁ、文若娴はあんなに美人で、声まで素敵なのに、どうして周一蒙みたいな役立たずと一緒になっ...