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63話

「この可憐な体を手に入れられなくても、せめて他の恩恵にあずかって自分を慰めようじゃないか」と二師兄は考えた。このひどい目に遭ったのだから、何かの見返りがあってもいいだろう?

私はため息をついた。「玲玲、阿立はもう無理強いしないよ。でも、僕の体の状態は知ってるだろう?今、本当につらいんだ…」

孫玲玲は自分のせいで私が怪我をして入院したという罪悪感があったので、他の要求なら応じられると思っていた。

「阿立、じゃあ…どうすればいいの?」

孫玲玲は恥ずかしそうに尋ねたが、心の奥では何か分からない期待感も抱いていた。

私の視線は孫玲玲のすらりとした美脚をちらりと見た。「玲玲、本当に僕に感謝した...