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614話

「持ってきますよ!」私は間抜けな笑みを浮かべ、床に這いつくばってベッドの下から木箱を引っ張り出した。

自分のために重労働を率先して手伝ってくれたのを見て、鄭雪雲はちょっと感動した様子だった。やはり美女が床に這いつくばって箱を取り出すのは見苦しいものだからだ。

箱を開けると、鄭雪雲は腰をかがめて中を探り始めた。この中には様々な薬が入っていて、普段使わないものや、人に見られたくないものばかりだった。

例えば千鞭丸のような薬は人に見せるものではないので、この箱の中にしまっておくしかなかった。

鄭雪雲が腰をかがめて中を探っている間、彼女のきゅっと上がったお尻がちょうど私の方に向けられていた。

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