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601話

鏡越しに林嫣然の衣服が一枚また一枚と脱ぎ捨てられていくのを見ながら、思わず唾を飲み込んだ。すぐに私が夢にまで見た光景が目の前に広がった。それは、どんな男でも思わず食らいつきたくなるような存在だった。

胸の内で炎が燃え上がるのを感じたが、次の瞬間、さらに激しく燃え盛ることになった。林嫣然が最後の防壁を脱ぎ始めたのだ。

その屏障が取り払われると、最後の領域も私の前に露わになった。鏡を通して見ているとはいえ、やはり鼻がムズムズして鼻血が流れ出てしまった。

もはや自分をコントロールできそうにない。本能が私を駆り立て、浴室に駆け込んで林嫣然を床に押し倒し、昨日の文若娴と同じように激しく攻めたい衝動...