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565話

蒋悦悦の指さす方向に目をやると、ホテルのルームサービスのワゴンが見えた。そこには様々な種類の朝食が並べられていた。

「だから好きなものをたくさん頼んでおいたの。起きるタイミングもぴったりね、これ届いてまだ一分も経ってないのよ!」

「僕の悦悦はなんて気が利くんだ!」私は笑いながら蒋悦悦の額にキスをして、彼女の手を引いてテーブルへ向かい、ワゴンの朝食を全部テーブルに並べた。

様々な点心に豆乳、おかゆ、漬物が添えられていて、思わず食欲をそそられる。

私は箸を取って食べ始め、途中で自分が美味しいと思ったものを蒋悦悦の茶碗にも取り分けた。

朝食を食べ終えると、私は心地よくもう一度ベッドに横にな...