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542話

プッ……

思わず笑い声を漏らしてしまった。それが李清虹をさらに怒らせた。

「何笑ってるのよ!私だって女なんだから、それなりにスタイルもいいし、変態に絡まれないか心配するのは当然でしょ!」

なぜだろう、顔を赤らめて必死に弁解する李清虹が、少し可愛く思えた。

「わかったわかった、怒るなよ。一緒に行けばいいんだろ」

そう言うと、李清虹はようやく自分の部屋へ戻っていった。

僕は荷物をひっくり返して、一番薄手の半袖と短パンを身につけ、ルームキーを持って部屋を出た。

ドアの前では、黒いビキニ姿の李清虹がすでに待ち構えていた。

正直、李清虹のスタイルは本当に良かった。

性格はボーイッシュなと...