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526話

短い会話だけで、いとこがここの常連客であることが分かった。

今のいとこは、学校にいた頃の温厚で誠実な姿はどこにもなかった。

左手にタバコを挟み、右手でスマホをいじっていたが、店長が女性たちを連れて入ってくるのを見るとすぐにスマホを置き、色気のある表情を浮かべた。

女性たちは皆、統一された黒のタイトスカートに黒ストッキング、そして黒いハイヒールを履いており、とても魅惑的に見えた。

そしてその女性たちの中で、ひときわ目を引く女性がいた。

その女性は胸が豊満で、腰は細く、すらりとした美脚が全体の雰囲気をより一層艶やかにしていた。

その女性はにっこり笑いながらいとこの側に歩み寄ると、慣れた様子で彼の膝...