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479話

「うん、均整が取れてて、抱き心地もきっと良さそう……」

私はどうやら暑さで頭がぼうっとしていたのか、杨雪の言葉に乗せられてそう口走ってしまった。

気づいた時には、彼女の顔はもう血が滴り落ちそうなほど赤くなっていた。

怒って恥じ入るような様子もないのを見て、私はさらに大胆になった。

「雪姉さん、その服もうこんなに濡れてるんだから、一度脱いで乾かしたら?このまま教室棟を出たら、結構長い道のりがあるし、そんな姿を人に見られたらまずいでしょう」

杨雪は理屈は分かっているようだったが、私がいることで躊躇していた。

そんな様子を見て、私はさらに率直に言った。「どうせもうシャツは体にぴったりくっついてるんだ...