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454話

「ねぇ、あの夜、森の中で私が指で…その時、痛くなかったの?」

「あなたがそこまで深く入れなかったから、痛みは感じなかったわ…」

私は愛おしく周淑敏を抱きしめながら、心の中で密かに安堵していた。あの夜、若気の至りで指を全部入れなかったのは正解だった。そうでなければ、大切な処女を台無しにするところだったのだから。

長い間黙っている私を見て、周淑敏はようやく体を向け直し、私を見つめた。

「もしかして、私の初めては偽物だと思ってる?」

「え?どうしてそんなことを?」私は困惑して周淑敏を見た。

「前にも付き合った人はいたけど、いつも最後の一歩のところで断ってきたの。そしたら彼らは私が清純ぶってるだけだっ...