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398話

「大丈夫よ、あなたも故意じゃなかったのは分かってるから……韓おじさんですか？」

突然の問いかけに私はちょっと戸惑った。顔を上げて向かいの女性を見つめる。

この女性は彫りの深い顔立ちで、凛とした気品がありながらも女性らしい柔らかさを失っていない。上半身はチューブトップを着て、下半身は白いパンツを履いていて、胸が大きく脚が長いスタイルの良さが際立っている。

こんな美人を見たことがあれば、印象に残っているはずなのに。

「あの……顔を覚えるのが苦手で、あなたは？」

しばらく考えたあげく、こんな間の抜けた言い訳をした。

「緊張しないで、私のこと知らなくて当然です」美女は気さくに微笑み、頬に浮かぶ...