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393話

私はそう言いながら自分のズボンを脱ぎ始め、迫りくるように床に上がり、花の中心に狙いを定めた。

二枚の花びらの間で擦り合わせながら、もう少しで入ろうというその時、横に置いたスマホが鳴り始めた。

少し興醒めした気分で一瞥すると、私のスマホが鳴っていた。

本来なら無視するつもりだったが、よく見ると甥からの着信だった。

くそっ、二度も弓の弦が引かれた状態で、このままじゃ本当に俺はダメになってしまう!

心の中で毒づきながらも、仕方なく機嫌よく電話に出た。

「もしもし、どうしたんだ?」

わざと眠りを妨げられたような声色を作り、甥に自分が寝ていたと思わせるようにした。

「ハン兄さん、寝てたんですか?」甥は案...