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363話

もう真夜中近くなのに、頭の中には甥の嫁の柔らかな肢体や、恥じらう姿、そして彼女が手で私に…といった光景が浮かんでは消えていく。

我慢できない胸の高鳴りに、思い切って服を着て外に出た。校庭を散歩でもしようと思ったのだ。

夜風が心地よく肌を撫でていく。久しぶりの静けさを楽しみながら、目的もなくゴム張りの走路をぶらついていた。

ちょうど第二教学棟の近くまで来たとき、遠くから周先生が歩いてくるのが見えた。

「周先生、今日は当直ですか?」私から笑顔で声をかけた。

「ええ」

周淑敏は学校の英語教師だ。多くの女性教師と同じように、彼女は美しく、おしゃれで、とても若く見える。

学校の若い教師たち...