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1497話

「じゃあ」と言うなり、二人の美女は視線を交わし、すぐさま得意げに自信たっぷりの表情でウインクしながら、私の服を脱がせ始めた。

肌に伝わる冷気に、思わず体を縮こませる。まるでその冷たさが体に侵入するのを拒むかのように。

「おや、意外と純情なのね」美女の一人が褒めるような、からかうような口調で言いながら、胸の前で握り締めていた私の両手を左右に広げ、半分露わになった胸元を晒した。

そこに浮かび上がった胸の筋肉を見て、美女は目を見開いた。おそらく、この一見弱々しい老人がこれほど鍛え上げられた身体を持っているとは思わなかったのだろう。

「おじいさん、年齢の割には、二十代の若い子にも負けない体つき...